2022年11月24日『シグナルとシグナレス』
📕絵本で「今日は何の日」📕
たきのい絵本かあちゃんです😊
11月24日は「アースナイトデー」です。
沖縄県の石垣市と竹富町にある「西表石垣国立公園」が国内初の星空保護区の認定を受けたことを記念して、
2つの市町が地球の夜空の環境、星空の大切さを多くの人と考える日「アースナイトデー」を発案しました。
これは、世界的な運動としていくことが目的とされています。
そんな夜に、おすすめの絵本は、
『シグナルとシグナレス』
(作/宮沢賢治、絵/山口マオ、ミキハウス初版第1刷2021年10月14日、¥1,500+税)です。
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星空ときいてまず頭に浮かんだお話です。
身動きがとれない鉄道信号機の恋バナです。
やたらと真面目で誠実な鉄道本線を見守る シグナル と 軽便鉄道という伏線を見守るシグナレス。
間に口うるさい古い電柱をはさみ、強い風の中、お互いの言葉もなかなか届かない中で、お互いに眠れぬ夜を過ごし、星空に向かって祈り続けるのです。
「あなたはきっと、私の未来の妻だ。」
「ええ、そうよ、あたし決してかわらないわ」
「婚約指輪(エンゲージリング)をあげますよ、そらねあすこの四つならんだ青い星ね」
シグナルは星空を見上げてシグナレスに云いました。
「あの一番下の脚もとに小さな環が見えるでしょう、環状星雲(フィッシュマウスネピュラ)ですよ。あの光の環ね、あれを受け取って下さい、僕のまごころです。」
そこにまた、新たに仲を裂くかのような声が届きます。倉庫の屋根です。
実は倉庫の屋根は、二人の恋を応援しているのです。
お互いの姿が見えなくなってしまった夜、ある呪文を授けて二人を不思議な世界にいざないます。
身動きできず、決して肩を並べることができなかった二人が一緒に空へあがり、美しい海の渚にいると感じます。
夜空の星も眺め、たくさんの美しいものを見つけます。
しかし、きがつくと・・・
彼等は霧が晴れ、一面の星の下で目覚めるのです。
この絵本の見返しが、星でいっぱい!美しいです!!
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≪この記事における絵本表紙の画像使用については許可を確認しています≫
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たきのい絵本かあちゃん 加藤正子
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