2023年2月9日『ヒワとゾウガメ』
📕絵本で「今日は何の日」📕
たきのい絵本かあちゃんです😊
2月9日から明日10日にかけては「福寿の日」です。
これは、沖縄県那覇市で健康、福祉、介護事業などを手がける会社が制定しました。
日付は「ふ(2)く(9)じゅ(10)」(福寿)と読む語呂合わせから2月9日と10日の2日間とされました。
「福寿の島・沖縄」から世界に向けて、楽しくていきいきとした健康長寿を意味する福寿人生の素晴らしさを
発信していくことが目的とされています。
健康長寿=福寿人生というキーワードから、ピン💡ときた絵本作品は、
『ヒワとゾウガメ』
(作/安東みきえ、絵/ミロコマチコ、佼成出版社2014年5月30日第1刷発行)です。
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ある島に一匹だけいるゾウガメと、その甲羅の上にいつも一緒に居るヒワ(小鳥の総称)のおはなしです。
「あたしたち ともだちだから いつも いっしょだよ」とヒワ。
でも、ゾウガメは反応しません。
カメには声がなくておしゃべりもできないのです。
ヒワは噂話を始めます。
海の向こうにゾウという生き物がいるらしい。
ゾウガメの仲間かもしれないと。
いつもは固く石のようなゾウガメの胸がドキンとします。
自分とよく似ている・・・生き物・・・
「大事な友達のためだから、自分が確かめてくる!頑張る!!」と、ヒワ。
でも、ずっと一緒にいるって。
友達だと言ったじゃないか・・・とゾウガメは心の中で思うのです。
むかし友達になった小鳥は、はかない命でみんないなくなった。
百年も生きる自分の頑丈さがゾウガメはうらめしいのです。
「だから、友達なんかにならない方がいい・・・」
ヒワの姿が消え、ヒワが居なくなった自分の甲羅に違和感をおぼえるゾウガメ。
そんな時に、ヒワが何処かの海に落ちたらしいと聞き悲しみます。
声を出して泣くことも出来ず、苦しみます。
いっそのこと岩になってしまおう・・・と。
このあと、何日も経ったある朝、ヒワはゾウガメのもとに帰ってきます。
素敵なお知らせをもって。
でも、ゾウガメはそのお知らせより何よりヒワが自分の元に戻って来た事に、安堵と喜びを感じるのです。
そうしてゾウガメは、自分の長寿を前向きに捉えられる様になるのでした~(^_-)-☆
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≪この記事における絵本表紙の画像使用については許可を確認しています≫
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たきのい絵本かあちゃん
加藤正子
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