2022年11月2日『ぜつぼうの濁点』
📕絵本で「今日は何の日」📕
たきのい絵本かあちゃんです😊
今日11月2日は「書道の日」です。
日付は「11」と「02」で「いい(11)もじ(02)」(いい文字)と読む語呂合わせから。
多くの人に文字を書くことに親しみを持ってもらい、手書きで文字を書くことの大切さを伝えていきたいとの願いを込めて、
日本習字教育財団が制定しました。
「書道」からピン💡ときた絵本作品は、
『ぜつぼうの濁点』
(作/原田 宗典、絵/柚木 沙弥郎、教育画劇2006年7月20日初版発行)です。
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言葉の世界でのお話です。
穏やかなひらがなの国では、「あ」から「ん」までの五十音がくっつき合って意味をなしつつ暮らす国です。
そんな平和な生活の中である椿事が起きます。
それは、「〝」と濁点のみがぽつねんと「や」行の町の道端に置き去りにされるというものでした。
町の住人たちが口々に訳をたずねると、その濁点は山向こうに住む「ぜつぼう」の「せ」の字について職務を果たしてきたけれど、年がら年中“もうだめだ”と頭を抱える主が気の毒で、こうも不幸なのは濁点である自分がついているからだと気づくのです。
そして主に頼んで、置き去りにしてもらったのだと。
そして濁点は誠心誠意ご奉公を約束するので、自分をもらって欲しいと懇願します。
でも、だれも受け入れてはくれません・・・
そこにやってきたのは「おせわ」の三文字。
「この世に存在する意味もない奴を世話するのが仕事。」
そういって、「おせわ」は濁点を「し」の沼に放り込みます。
沼の底で、ふかいふかい孤独をこれでよかったと肯定する濁点が発した言葉は気泡となります・・・
すると・・・
居場所が変われば輝ける・・・深いです・・・
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≪この記事における絵本表紙の画像使用については許可を確認しています≫
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日頃ホッと出来る居場所があったらいいなと感じているママと子供たちへ
心が満たされ元気になる栄養の一冊をおすすめします
たきのい絵本かあちゃん 加藤正子
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