2023年2月3日『島ひきおに』

📕絵本で「今日は何の日」📕

たきのい絵本かあちゃんです😊

今年は2月3日が「節分」です。

節分とは、季節の移り変わりの目安となる「雑節」の一つです。
冬の節が終わり、春の節に移る時節です。
季節の変わり目には邪気(鬼)が生じると考えられていたため、それを追い払う意味で「豆まき」が行われるようになったそうです。
疫病退散も願って撒きましょう!!

そして「のり巻きの日」でもあります。
「節分の日」(2月3日頃)の夜にその年の恵方(縁起のよい方角)を向いてのり巻きを食べると幸せになると言い伝えられています。
一説によると、一本を食べきるまではおしゃべりは厳禁?!と聞き、我が家では1本目は黙々といただきます・・・
たっぷりと作り、沢山の幸せがやって来るように、たっぷりと頂きます(^_^)v

今日のおすすめ絵本は、

『島ひきおに』

(文/山下 明生、絵/梶山 俊夫、偕成社1973年2月1刷)です。

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むかしむかし 
ひとりぼっちで小さな島に住む鬼がいました。
毎日海をながめて、人を恋しがって歌を歌っていました。
近くを通る物や生き物に、ここに来てあそぼうと声を掛けますが、誰も寄り付きません。

ひとりぼっちでさびしい鬼。

嵐の夜、鬼の目の輝きを家の光と間違えて、鬼の島にたどり着いた漁師たちにたずねます。
怖がる彼らに鬼は、ひとりぼっちでさびしいので、一緒に暮らしたい。どうすればよいのかとたずねます。
鬼を怒らせるのを恐れた漁師たちは、自分たちの島は狭いので、鬼の自分の島を引っぱってくることを勧めるのです。
そんなことは、出来ないと思って・・・

ところが、鬼は引越の準備を始めます。
そして、村から村へと島をひいていきますが、みな鬼が人を食うものと思い込んでいて、受け入れてはくれません。
あるところでは嘘をつかれ、またあるところではだまされ・・・
子どもたちにいり豆を投げつけられることもありました。

遊んでくれる者は見つかりません。

何カ月も何年も歩き続けるうちに、島は波にけずられて・・・
それでもまだ、鬼は・・・

思い込みは捨てて、人の優しさに気付ける人でありたいな~

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≪この記事における絵本表紙の画像使用については許可を確認しています≫

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たきのい絵本かあちゃん 
加藤正子

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