2023年11月12日『四季の日』

📕絵本で「今日は何の日」📕

たきのい絵本かあちゃんです😊

11月12日は「四季の日」です。

「くらしの中にクラシック」をモットーに愛知県名古屋市中区に開館した「宗次ホール」。
その代表の宗次徳二氏が結婚前に妻の直美さんに、自身がクラシック好きになるきっかけとなった
ヴィヴァルディの「四季」をプレゼントしたことから、二人にとって40回目の結婚記念日である
2010年(平成22年)11月12日にその記念日を設定しました。

宗次ホールではこの日にカップルや夫婦で「四季」を聴き、
四季の移ろいを二人で力を合わせて歩んでもらおうとコンサートを開催しています。

その「四季」をキーワードにご紹介したい絵本は、

 山烋のえほん
『森のなかの小さなおうち』
(作/エリザ・ウィーラー
訳/ひらおようこ
工学図書 2022年8月8日第1刷発行)です。

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【夏】のある日
パパを亡くした家族は新しい家を探して森に入ります
そしてみつけます
森の奥深くに・・・
黒いシートでおおわれた小さな小屋です

それを「からっぽだと」感じるわたし

でも、お母さんは言います
「なにかたからものがみつかるかもよ」と・・・

お母さんと子ども達8人の家族は
荒れた小屋の中でもたくさんのたからものを見つけます

地下の物置部屋には
たくさんの瓶ときれいな水
はぎれやミルクバケツがありました

外には豊かな土

彼らはここで十分に暮らしていけると感じるのでした😊

豊かな自然の恵みを得て、暮らす彼ら。

【秋】には
ママは町でお手伝いの仕事を始めます。

8人の子ども達は、くじ引きで家の仕事を分担します。

ママは自然の恵みをジャムにして冬に備えます。
地下の物置部屋は色とりどりです。

彼らは街のお店で思う様に買い物はできません・・・
でも、子ども達は家にあるものを上手に利用して
素敵な遊びを始め、笑い声が森にひびきわたります。

【冬】の到来厳しい季節です。

一家は小さな小屋で身を寄せ合い豊かな時間を過ごしています。
大きなお兄ちゃんは狩りをして獲物を捕らえます。
ママは、地下の物置部屋の瓶詰を使って
魔法の様にご馳走を用意します😋
夜は1つのベッドに互い違いに身を寄せ合って眠る一家
そしてママは一人・・・
星と何をかたらっているのでしょう・・・

長い厳しい冬を乗り越え
ようやく【春】を迎えます

ママのパンとジャムをもって近くの農場へ
ミルクと卵をお返しに頂きます

花の名前を口ずさみ
鳥の歌を聞きながら歩く姉妹

小屋は今では
「あたたかくて
まるくて
愛でいっぱい」

本当の豊かさと幸せってこういうことかなと感じられる大好きな一冊です😊

世界恐慌時代に実在した一家のおはなしです・・・

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≪この記事における絵本表紙の画像使用については許可を確認しています≫

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