2022年10月12日『おとうさんのちず』

📕絵本で「今日は何の日」📕

たきのい絵本かあちゃんです😊

1492年10月12日、
イタリアの探検家・航海者クリストファー・コロンブス(1451年頃~1506年)が率いる
スペイン船隊が新大陸アメリカに到達しました。

これを記念してこの日は「コロンブス・デー」または「大陸発見記念日」とされました。
以前はコロンブスが新大陸を発見した10月12日がアメリカの多くの州で祝日となっていましたが、
1970年より月曜休日統一法によって10月の第2月曜日となりました。今年は10月10日だったのでしょう。
現在では、アメリカで多くの銀行・債券市場・アメリカ郵政公社などの公共施設が定休日となり、
企業や学校も休みとなる場合があるそうです。
また、スペインの首都マドリードでも伝統的な軍事パレードが毎年行われているそうです(こちらは10月12日)。

「今日は何の日」とコラボした絵本紹介を始めて、実は私も毎日が新発見です(^O^)/

今日のご紹介は、コロンブスの探検→冒険→地図という発想の転換から選書してみました。

『おとうさんの ちず』

(作/ユリ・シュルヴィッツ、訳/さくまゆみこ、あすなろ書房 2009年5月30日初版発行)

 をご紹介します。

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悲しい戦争からお話は始まります。
戦火に追われ全てを失ったある家族がいました。
とおいとおい東の国まで逃げてきました。
そして、小さな部屋でよその夫婦と暮らすことになります。

ある日、市場へパンを買いに行ったはずのお父さんが持ち帰ったものは・・・一枚の地図でした。
そんな父を許せない息子・・・ひもじい夜を過ごします。

次の日、お父さんは手に入れた地図を壁いっぱいに広げて貼ります。
そこには色が溢れ、男の子はあっという間にその地図のとりこになっていきます。

知らない地名で詩を作り唱えると、心は遠くへ飛んでいける。
砂漠にも・砂浜にも・雪山にも・美しい宮殿にも。
果樹園に入れば、おなか一杯果物を食べ、おいしい水もゴクゴク飲める。

こうして魔法の時間を過ごすことが出来た少年は、父を許し、
パンではなく地図を買ったことを認めるのでした。

このおはなしは、作者の実体験によるものです。

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≪この記事における絵本表紙の画像使用については許可を確認しています≫

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日頃ホッと出来る居場所があったらいいなと感じているママと子供たちへ
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たきのい絵本かあちゃん 加藤正子

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