2023年1月27日『皇帝にもらった花のたね』

📕絵本で「今日は何の日」📕

たきのい絵本かあちゃんです😊

1月27日は「船穂スイートピー記念日」です。

「JA岡山西船穂町花き部会」が制定したこの日は、品質の良さから花束やフラワーアレンジメントに多く使われ、
全国2位の出荷量を誇る岡山県倉敷市船穂町のスイートピーをアピールすることが目的です。

日付は、品質・量ともに安定して、本格的なシーズンを迎える1月と「いい(1)ふ(2)な(7)お」(良い船穂)と読む語呂合わせから。

わたしにとって、スイトピーは可愛らしいだけではなく、長持ちする強くて丈夫な花だという印象があります。

「花を栽培する」というつながりから、今日ご紹介したい絵本は、

『皇帝にもらった花のたね』

(作・絵/デミ、訳/武本 佳奈絵、徳間書店)です。

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この絵本は、作家のデミさんが中国人のご主人が語るお話を絵本化したものだそうです。

ピンという花が大好きな男の子がいました。
彼が育てるあらゆる植物は見事に花を咲かせ実をつけるのです。

そしてこの国の皇帝も、花が大好きです。

歳をとった皇帝は、世継ぎを選ぶことを考えます。
「どのようにして決めるか・・・そうだ、花の力をかりよう。」と・・・

皇帝は国中の子どもたち全員に、宮殿に花の種を受け取りに来るようにおふれを出します。
その種を大切に育てて一年後、皇帝に見せに来るように。
その中から、世継ぎを選ぶというものでした。

誰もが我が子を皇帝に、子どもたちもみな皇帝になりたいと思うのでした。
もちろんピンも同じ思いです。自分は誰よりもきれいな花を咲かせることができるのだと思っていました。

ピンは一生懸命にあらゆる工夫を凝らして種を育てました。
けれどもピンの植木鉢からは芽が出ませんでした。

春になり、他の子どもたちは皆美しい花が咲いた植木鉢をもって宮殿にむかいます。
ピンは、悩みます。
なぜ、自分だけ花を咲かせることが出来なかったのか・・・

その様子をみていたピンの父は、言うのです。
「一生懸命出来る限りのことをしたのだから、胸を張ってその植木鉢を皇帝にお見せしなさい」と。
ピンはただ一人、花のない植木鉢をもって皇帝の前に進み出ます。
叱られるかもしれないと恐れながら・・・
そして、これまでの事を全て正直に皇帝に話すのでした

・・・すると・・・

勇気をもって、正直である事。

大切な事を思い出すことのできる素敵なお話しです(^▽^)/

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≪この記事における絵本表紙の画像使用については許可を確認しています≫

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たきのい絵本かあちゃん 
加藤正子

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