11月14日 『アライグマじいさんと15ひきのなかまたち』

11月14日は「盛人(せいじん)の日」です。これは、2001年(平成13年)に日本ベテランズ倶楽部が制定しました。「いい(11)とし(14」)」の語呂合わせ。知識・技術・経験・感性の4つの能力を人生の最後まで活かして楽しむことをコンセプトにしているそうです。同時に今日は、「いい上司(リーダー)の日」でもあります。

これらのことから、今日のおすすめの絵本は、
『アライグマじいさんと15ひきのなかたち』
(作・絵:ビル・ピート、訳:山下 明生、佼成出版社)です。
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人間が住む街のそばに残る“しずかもり”に住む16匹の動物たちのお話しです。
ウサギ、ノネズミ、2種類のカエル、スカンク、そしてアライグマのおじいさんが楽しく仲良く暮らしています。
ところがある日、この森に不気味な唸り声が響き、森じゅうが揺れ動き始めます。
訪れては巣を作っていたたくさんの鳥たちは、巣を放り出して飛び立っていきます。
動物たちは心配になり、ものしりのアライグマじいさんに相談に行きます。
いつも走る汽車の音でもなく、雷の音でもない・・・
「調べて見なきゃ」
木に登るアライグマじいさん。
唸り声をあげる正体をみつけます。
怪物のような自動車が開発のために土を削り、木をたおし、こちらに向かってきています。
彼らは相談して、この森を出ていくことを決心するのですが、今までそこから出た事はありません。
このまま残りたい生き物もいましたが、突然ブルドーザーが“しずかもり”に突進してきます。
アライグマじいさんは、汽車の線路の上に伸びる木の枝から汽車に飛び乗るように指示するのです。
なんとかみんな、客車の屋根に飛び乗る事ができました。
振り返ると、その時上ったスズカケの木が倒れていく・・・
長い時間列車にゆられ、人間によって自然が壊された都会の街に列車は到着します。
ここで旅はおしまい。であれば、おれたちもおしまいか・・・
停まる列車の屋根上で辛抱強く様子を伺います。
再び動き出す列車。さて、かれらはどうなるのでしょうか・・・

大丈夫。ご安心を!
幸運が重なり、アライグマじいさんのナイスな判断もあり、彼らは再び安住の地に到着します。

⚠こちらの書籍は現在品切れ、重版未定となっていますので、蔵書をご利用くださいね。
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≪この記事における絵本表紙の画像使用については許可を頂いています。≫

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