2023年5月25日『ちびぞうトト』
📕絵本で「今日は何の日」📕
5月25日は「アフリカデー」です。
1963年(昭和38年)のこの日、アフリカ統一機構(略称:OAU)が発足しました。
同機構は、アフリカの統一と連帯の促進、独立の確保、人々の生活向上を目的として、
南アフリカ共和国を除くアフリカの全独立国31ヵ国により創設されました。
その後、モロッコを除く全アフリカ諸国53ヵ国が加盟しているそうです。
今日のご紹介は、
『ちびぞうトト』
(作/M.D.モスキン、絵/R.ネグリ、訳/おのかずこ、評論社)です🐘
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アフリカの奥地にある、小さな村でのおはなしです。
この辺りは動物保護地域であり、動物たちの平和で静かな住み家になっています。
そこに暮らす、少年スク。
お母さんの手伝いはとてもよく出来ます・・・
もう七才、なのに、他の少年のように牛を連れて丘の向こうへ行くことが出来ません。
こわいのです・・・
理解のあるお父さんは、
「いざというときに、勇気があればいい・・・」
「あわてなくていい・・・」
と、スクの成長を待ってくれています。素敵なお父さん✨
そして、
群れの中で母親と暮らす子象のトト
知りたがりやのトトは、ある夜、月を追って群れを離れます
誰もそのことを気づきません・・・
トトは、お月さまのところへ行きたいのです
一度も振り返らずに、ずんずんすすみ、ずっと行ってみたかった丘の向こうがわに来ました
そこで突然、するどい痛みがトトを襲います
密猟者が仕掛けた罠にかかったのです
ひとりぼっちのトト・・・
その小さな声で、スクは目を覚まします
「ゾウの声が聞こえるわけがない・・・」
眠れなくなったスクは、お母さんと約束していたパピルスの茎を取りに川へとおりていきます
そして、倒れている赤ん坊のゾウと出会うのでした
仕掛けられた罠に怒り、
傷ついた動物の恐ろしさに用心しながら
仕事のために持っていたナイフで、ロープを丁寧に切り離しました
谷の群れへ返そうとしますが、トトは帰りません
そしてここで、スクはこの時大きな決心をするのでした・・・
今まで怖くて一度も行くことが出来なかった広大な草原に
トトのために足を踏み入れます。
空腹とのどの渇き
高く昇った太陽
そして
トトがかぎつけた危険
ライオンがいるのです
スクがずっと恐れていた状況が今まさに起きています
絶体絶命のピンチ・・・😲
ゾウの群れがトトを探しに
スクの父親が動物保護管の車でその場に駆けつけ銃をかまえます
かなわないと判断したライオンは、去っていくのでした。
ここぞというときの勇気
父親から肩を抱かれ
動物保護管から勇気を称えられたスク
そして
母親の元に帰り、ホッと安心するトト
二人のこれからが楽しみです
本当によかった😊
⚠こちらの書籍は現在品切れ、重版未定となっていますので、内容を多めにお知らせしました。
図書館等の蔵書をご利用ください。
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≪この記事における絵本表紙の画像使用については許可を確認しています≫
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