2023年5月12日『おじいさんの小さな庭』

📕絵本で「今日は何の日」📕

たきのい絵本かあちゃんです😊

5月12日は「国際看護師の日」「ナイチンゲール・デイ」そして「看護の日」です。

人間愛をうたい、近代看護の基礎を築いたイギリスの看護師フローレンス・ナイチンゲールの功績を称えたもので、
この日はナイチンゲールの誕生日でもあります。
日頃お世話になっている看護師の皆さんの貢献に感謝したいと思います。

そして、昨日に引き続き、今日は「愛鳥週間(バードウィーク)」でもあります。

そこでピン💡ときたのが、
偉人「ナイチンゲール」と小鳥の「ナイチンゲール」のシンクロです。

作品の中でも、小鳥の「ナイチンゲール」が大切な役割を果たしますので、
本日は、この作品をご紹介したいと思います。

『おじいさんの小さな庭』

(文/ゲルダ・マリー・シャイドル
 絵/バーナデッド・ワッツ
  訳/ささき たづこ
 西村書店1987年1月25日第1刷発行)です。

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花や小鳥がだいすきなおじいさんが丹精している、庭でのおはなしです。

おじいさんの庭では、自然の植物が思い思いの場所で活き活きと咲き誇っています🌻
おじいさんはこの庭とそこで過ごす時間を楽しんでいます。

ところがある日、花や小鳥たちの様子がおかしいことに気付き尋ねます。

庭でいちばん小さいヒナギクが、お隣の庭にいきたいと言っているのです。

お隣は、お金持ちの広々とした庭です。
バラや ユリや カーネーションが見事に咲く中で、ヒナギクは自分も咲きたいというのです。

おじいさんは悲しい思いをしながら、ヒナギクが思う通りにこっそり隣の芝生に植えてやるのでした・・・

夜になっても、寂しそうにじっと座ったままのおじいさん。
ナイチンゲールが歌をうたって励まそうとします。
するとおじいさんは、塀の向こうのヒナギクを気遣って、聞こえるように歌って欲しいと言います。

優しいおじいさん・・・

翌朝目覚めたヒナギクは喜びも束の間、お金持ちに引っこ抜かれてしまいます・・・

ヒナギクはどうなってしまうのでしょうか・・・

夜になってようやく、ヒナギクはナイチンゲールにくわえられておじいさんの元へ戻ってきます。
けれども、ヒナギクはもうしおれかかっていたのでした・・・
そして・・・

このお話を読んで、私は自分の若いころを思い出していました。
どんな冒険や挑戦をしても、優しく迎えてくれる家族がいた事を。
そしてこれからは、自分自身が迎えていく立場なんだという事も・・・

美しい絵の中の優しいおはなしです😊

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≪この記事における絵本表紙の画像使用については許可を確認しています≫

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たきのい絵本かあちゃん 
加藤正子

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