2023年1月14日『モチモチの木』

📕絵本で「今日は何の日」📕

たきのい絵本かあちゃんです😊

1月14日は「愛と希望と勇気の日」&「マンリーデー」です。

「愛と希望と勇気の日」は、タロとジロの生存が確認された日です。
1959年(昭和34年)のこの日、南極観測隊に同行し、前年に置き去りにされた15頭のカラフト犬のうち
タロとジロの2頭が生きているのが発見されました。
この出来事は映画『南極物語』にもなり、後世に残そうと記念日が制定されました。
生きることへの希望と愛することを忘れないための日とされています。

そして「マンリーデー」は、一か月後女性から男性に愛の告白をする2月14日の「バレンタインデー」よりも先に、「男性から女性に愛の告白をする日」「男性から女性へ心を込めた贈り物をする日」として制定されました。
「マンリー」(manly)には、「男らしい、雄々しい(おおしい)、男性的な、勇気のある」などの意味があります。

これら2つの記念日から私がピン💡ときた絵本は、

『モチモチの木』

(作/斎藤 隆介、絵/滝平 二郎、岩崎書店1971年11月20日第1刷発行)です。

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

夜一人でトイレにも行けない、臆病な少年豆太。じさまと二人で暮らしています。
豆太のおとうは、クマと組み交わして死んだほどの肝のすわった男でした。
そしてじさまも64歳でイノシシを追いかけ岩を飛び移る程。
それなのに・・・豆太は女の子の様に臆病でした。

小屋の前に立つ大きな木。美味しい実をつける木。それが夜になると恐ろしくみえるのです。

この木は霜月(11月)の二十日には灯がともったように美しくみえる山の神様のお祭りを迎え、
それは、勇気のある子どもにしか見ることが出来ないと言われていました。
そんな話を聞いても、「オラニハ、トッテモ ダメダ・・・」と豆太。

その晩の真夜中、ジサマが苦しんでいる声で、豆太は目を覚まします。
そして豆太は、ねまきのまま裸足で医者を呼びにふもとの村まで走り出すのです・・・
痛くて、寒くて、こわかった・・・
でも、大好きなじさまが死んでしまう方がもっとこわい・・・

豆太が勇気を振り絞って、泣きながら下っていく姿。
まさに「愛と勇気」!

そして・・・

滝平二郎氏の切絵の美しさも際立つ作品です。

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

≪この記事における絵本表紙の画像使用については許可を確認しています≫

https://meet-bunko.com

日頃ホッと出来る
居場所があったらいいなと感じている
ママと子供たちへ
心が満たされ元気になる
栄養の一冊をおすすめします
たきのい絵本かあちゃん 
加藤正子

Instagram始めています 😊