2022年10月26日『ちいさなちいさな駅長さんの話』

📕絵本で「今日は何の日」📕

たきのい絵本かあちゃんです😊

10月26日は「柿の日」です。
これは、全国果樹研究連合会カキ部会が2005年(平成17年)に制定しました。
日付は、1895年(明治28年)のこの日、俳人・正岡子規が奈良旅行に出発し、
「柿食へば鐘が鳴るなり法隆寺」の句を詠んだとされることからきているそうです。
また、地域によって柿の旬の中心的な時期にあたることもその理由の一つで、
柿の販売促進が目的になっています。
幹は家具材として用いられ、葉は茶の代わりとして加工され飲まれることもあり、柿渋は防腐剤として用いられます。日本からヨーロッパや北アフリカに伝わり、現在では世界中の温暖な地域(渋柿は寒冷地)で果樹として
栽培されています。
柿は「秋」の季語。
「桃栗三年柿八年」と言われ、柿は種をまいて実がなるまで8年程度かかる。
これは何事も成し遂げるまでには相応の年月が必要だという例えですね。
我が家の庭の甘柿も今が食べ頃です!

柿からピン!ときた絵本作品は、

『ちいさなちいさな駅長さんの話』

(文/いぬいとみこ、絵/津田櫓冬、新日本出版社)です。

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日本海に面した半島を ちいさなちいさな 機関車が一生懸命走っています。
走る姿、景色の描写、郷愁が漂います。
そして、“はるみさき”という ちいさなちいさな 駅に到着します。

機関車に乗ってやってきた ちいさなちいさな こどもが
ちいさなちいさな 駅長さんに お弁当は売っていないのか尋ねます。
とってもおなかがすいているのです。
でも、この ちいさなちいさな 駅 で働いているのは、ちいさなちいさな 駅長さんだけ。

困ってしまった ちいさなちいさな 駅長さん、ボケっとから おくさんが作ってくれた
ちいさなちいさな おむすびをこのぼうやにあげるのです。
ぼうやは大喜び😊「駅長さん、ありがとう、さようなら!」。
ちいさなちいさな 機関車は、ちいさなちいさな 男の子をのせて走り去っていくのです。

毎日毎日、ちいさなちいさな 機関車を見守る、ちいさなちいさな 駅長さんに、
ある日 ちいさなちいさな 紙包みが届きます。
中には ちいさなちいさな 干し柿とあの時の少年の写真が入っています。

奥さんとその干し柿を、当時を懐かしみながらたべました。
そして・・・
おはなしはここでは終わりません。
最後まで温かい作品です。

このように人と人が繋がれると、いいですよね~💛
本文を尊重して、ちいさなちいさな のフレーズをあえて使わせて頂きました。
リズム感が楽しいですね!

絵本のお仲間からのご紹介で蔵書に加えさせていただいた、大好きな一冊です。
多くの方に味わっていただきたい作品ですが・・・
⚠こちらの書籍は現在品切れ、重版未定となっていますので、蔵書をご利用くださいm(__)m

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≪この記事における絵本表紙の画像使用については許可を確認しています≫

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たきのい絵本かあちゃん 加藤正子

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