2023年9月8日『このほんよんでくれ!』
📕絵本で「今日は何の日」📕
たきのい絵本かあちゃんです😊
9月8日は「国際識字デー」です。
1965年(昭和40年)のこの日、イランのテヘランで開かれた世界文相会議でイランのパーレビ国王が
軍事費の一部を識字教育に回すことを提案したことに由来して「国際識字デー」とされました。
「識字」(literacy)とは、文字の読み書きができること。また、その内容を理解できることを意味します。
世界の識字率の向上を目的として、また、世界中の国や人々に識字の重要性を強調する日です。
今日のこの日にピッタリな一冊をご紹介します。
『このほんよんでくれ!』
(文/ベネディクト・カルボネリ
絵/ミカエル・ドゥリュリュー
訳/ほむらひろし
クレヨンハウス2019年7月5日第1刷)です。
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森の中で昼寝をするオオカミ。
楽しそうな笑い声で目を覚まします。
昼寝を邪魔されたとおもったオオカミは、
ベンチに並んで座る女の子とお父さんの様子を見に背後から近づきます。
そこでお父さんが女の子に読み聞かせる絵本の面白いこと!
いつもなら二人をガブリと食べるところを、お話の続きが聞きたくて我慢するのです(笑)
最後まで読み終えないうちに親子は帰っていきます。
結末が知りたくてイライラするオオカミ。
目の前でその絵本がぽとりと地面に落とされます。
「しめた!」
これで続きが読めると喜ぶオオカミ。
うきうきしながら絵本を開きます・・・
でも、獲物をつかまえることばかりしてきたオオカミは字が読めません。
森にいる動物に絵本を読んでほしいと頼みますが、
みんな食べられてはかなわないと逃げていってしまうのです。
そんな様子をみていたウサギがおそるおそる声をかけてくれます。
オオカミは読み方を知らないことを打ち明けます。
決して何もしないと約束を交わして、ウサギは絵本を読み始めます。
絵本の魔法が効いたオオカミは、すぐにお話に夢中。
「もういっかい」「もういっかい」とくりかえし頼みます。
翌日の約束をして別れたうさぎ。周りはみんなあぶないから行くなと止めます。
でも、約束を守るためにウサギはオオカミの元へ向かいます。
約束通り、オオカミは夢中になってお話を聞きます。
何度も何度も繰り返し読むうちに、オオカミは読み方を教えてほしいとうさぎに頼みます✨
自分で読めるようになったオオカミは、必要なくなった自分を食べちゃうんじゃないか・・・
ウサギは不安です。
さあ、このあとは?
ご安心を!!ハッピーエンドです(^_-)-☆
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≪この記事における絵本表紙の画像使用については許可を確認しています≫
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