3月13日 『しらすどん』

3月13日は「漁業法記念日」であり「一汁三菜の日」でもあります。
「漁業法記念日」は1949年(昭和24年)のこの日、現行の「漁業法」が施行された事から。
漁業法は、漁業生産に関する基本的な制度を定めた法律。水面を総合的に利用することによって漁業生産力を発展させ、あわせて漁業の民主化をはかることを目的としています。
また、「一汁三菜の日」は、日付が「13」が「一汁三菜」の読み方に似ていることから毎月13日とされました。
いろいろな料理を組み合わせて、さまざまな栄養素がバランスよくとれる「一汁三菜」(主食・汁物・主菜・副菜・副々菜)という和食のスタイルを子ども達につなげていくことが目的とされています。

これら「漁業」と「一汁三菜」の二つのワードからピン💡ときた絵本をご紹介します。

『しらすどん』
(作・絵:最勝寺朋子、岩崎書店)です。
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お昼ごはんでしょうか。
りょうくんが庭で遊んでいると、そろそろご飯だとお母さんから呼ばれます。
まだ遊んでいたいりょうくん。
怒られたくなくてしぶしぶ食卓に着きます。
お母さんが作ってくれた献立が、まさに「一汁三菜」
しらす丼と沢山のおかず🍚美味しそうです!

でもりょうくん、しらすとご飯粒がどんぶりに残っているのに席を立ちます。
この時、どんぶりから「まだあるよ」と呼び止められるのですが、
「だいたい食べたんだから、いいじゃない」と言われて怒り出すどんぶり・・・

「自分がしらすだったらって考えた事ある?」

そう聞かれた途端、小さくなってどんぶりに吸い込まれるりょうくん・・・

そんなりょうくんは気づいてもらえず、洗われてゴミになり・・・
どうなっちゃうのでしょうか・・・💧

そしてある朝、久しぶりに目覚めたりょうくんは海の中にいます。
しらすになったりょうくん。
大きな魚に食べられてしまう危険から逃げられたものの、漁の網にかかってしまいます。
茹でられて、お店に並び、あれっ!
りょうくんのお母さんがそれを買って帰っていきます。

あの日と同じ。
ご飯の時間です。

さあ、このあとりょうくんは?

しらす一匹一匹に命があり、人間は食事としてその命をいただいているという事。
大切にしたいですよね!
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≪この記事における絵本表紙の画像使用については許可を確認しています。≫

社会の状況を見守ってきましたが、meet文庫のリアル活動は、
「まん延防止」措置の延長、春のお彼岸、子どもたちのワクチン接種の開始&スタッフの3回目接種等々・・・
これら色々を考慮して、3月いっぱいリアルの活動を休止することを決めました。
4月から心機一転、楽しく安全に活動を再開できます様に~☆彡