3月11日 『笑顔が守った命』

2011年(平成23年)の今日3月11日に発生した東日本大震災では多くの命が失われました。
命の尊さを思い、命の大切さを考え、震災で学んだことを風化させることなく災害に備えることが大切だと日々感じています。

様々な業界の団体が、様々な思いを込めて記念日を設定されている事も知りました。

今日ご紹介したい作品は、
『笑顔が守った命』
津波から150人の子どもを救った保育士たちの実話
(作:あいはらひろゆき、絵:ちゅうがんじたかむ、サニーサイドブックス)です。
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ごくごくありふれた朝の登園風景からおはなしは始まります。
午前中は3月生まれの子ども達のお誕生会。
そして、いつも通りのお昼寝の時間。

午後2時46分。
あの恐ろしい東日本大震災が起こります。

そこからの保育士の先生方の行動が事細かに描かれています。
先生方が、何をどう思い、どの様に判断して、どう行動したのか。

ページを開く度、当時の緊張感や恐怖感を感じて、胸が苦しくなります。
そして、先生方の的確な判断と勇気ある行動を賞賛したい思いに駆られます。

仙台市中野栄あしぐろ保育所で起きた愛と勇気の実話が綴られています。
この震災の記憶を風化させないために、
この物語をこどもたちに長く語り継ぐために。
という思いで、作者は被災保育所の慰問を10年間続けてこの作品を出版されたそうです。

渾身の感動作です。

私は今日もまた、恐怖と感動と感謝で、涙が止まりません・・・
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≪この記事における絵本表紙の画像使用については許可を確認しています。≫

社会の状況を見守ってきましたが、meet文庫のリアル活動は、
「まん延防止」措置の延長、春のお彼岸、子どもたちのワクチン接種の開始&スタッフの3回目接種等々・・・
これら色々を考慮して、3月いっぱいリアルの活動を休止することを決めました。
4月から心機一転、楽しく安全に活動を再開できます様に~☆彡