2023年9月5日『きかんしゃ やえもん』

 

📕絵本で「今日は何の日」📕

たきのい絵本かあちゃんです😊

9月5日は「石炭の日」です。

通商産業省(現:経済産業省)の呼びかけにより、日本鉄鋼連盟・電気事業連合会・日本石炭協会など
8団体が1992年(平成4年)に制定しました。

日付は「ク(9)リーン・コ(5)ール」(クリーンな石炭)と読む語呂合わせから。
エネルギー源としての石炭のイメージアップを図り、ほかの化石燃料に比べて二酸化炭素の発生量が多い
石炭をクリーンなエネルギーとするための技術開発に取り組んでいることをPRする日です。

「石炭」でピン💡ときた絵本をご紹介します。

『きかんしゃ やえもん』

(文/阿川弘之
絵/岡部冬彦
岩波書店1959年12月5日第1刷発行)です。

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田舎の町の小さな機関庫にいる機関車のおはなしです。
名前は、やえもん。

長い間働いて、歳をとり、くたびれています。
若い頃のはなしをしていばりますが、相手にされず
この頃はいつも機嫌がわるいのです・・・

駅に停まっている時も「ぷっすん ぷっすん」
駅を出る時は背中が痛くて「ひゃあ!」
そして「しゃくだ しゃくだ」とはしりだします・・・💧

都会の駅ではきれいな電気機関車に囲まれ自分の姿が悲しくなり
お昼の石炭を食べていると、おなかの中まで真っ黒だといわれ
みんなから笑われて・・・

怒ったやえもんは、黒いけむりと赤い火の粉をはきだして
田舎の町へ走ります・・・

手を振る子ども達への挨拶もわすれ・・・

たいへんです!!
やえもんの吐いた火の粉が田んぼのいなむらに落ち火事になります

怒ったお百姓さんたちにおいかけられるやえもん

驚いて、反省して逃げて帰ります・・・

老いぼれ機関車をたたいてしまえと
動けないようにしてしまえといわれましたが

鉄道の人たちはやえもんをかばい
休ませることにしたのでした

倉庫の隅で
涙をこぼすやえもん・・・😢

鉄道のひとたちは
やえもんをどうすればよいのかを話し合い
とうとう壊してしまうことをきめるのでした・・・

さあ、このあと
やえもんに起こる奇跡は・・・

よかった
子ども達に愛され囲まれて過ごすようになるのです😊


私と弟が幼い頃から読んでもらい、読み続けたお話です。
今でも弟が母の膝でこのお話を聴いている姿を思い出します。
そして何度も家族で訪れた当時東京神田にあった博物館。
懐かしいです🚂

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≪この記事における絵本表紙の画像使用については許可を確認しています≫

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