2023年9月4日『音楽をお月さまに』

 

📕絵本で「今日は何の日」📕

たきのい絵本かあちゃんです😊

9月4日は「クラシック音楽の日」です。
昨年同様、このテーマでご紹介をしたいと思います😊

日付は「ク(9)ラシ(4)ック」と読む語呂合わせから。
より多くの人にクラシック音楽に親しんでもらうことが目的とされています。
この日を中心に音楽家の無料報酬によるコンサートなどが開かれているようです。
クラシック音楽は、直訳すると「古典音楽」となりますが、一般には西洋の芸術音楽を指しています。

今回のご紹介絵本は、

『音楽をお月さまに』

(文/フィリップ・ステッド
絵/エリン・ステッド
訳/田中 万里
カクイチ研究所・ぷねうま舎
2021年4月23日第1刷発行)です。

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いつか大きなオーケストラでチェロを弾くのだろうと
両親から期待されているハリエット・・・

でも、ペンギンみたいに着飾って演奏するなんて
「ちっともすてきじゃない!!」

彼女は一人で弾くのが好きなのです。

一人だんろの前で弓をとると・・・
フクロウの鳴き声に邪魔をされ追い払います

すると・・・
部屋中が暖炉の煙でいっぱいになり、彼女はあわててバケツの水を投げて
外に飛び出します。
すると・・・
なぜか月が煙突に腰かけているのです
彼女がフクロウに投げつけたティーカップにぶつかって空から落ちてきて
煙突にはまって動けないと・・・

ハリエットは謝り、梯子をかけて月をひっぱりだしました。
そして、空の上が寒いと聞くと、月を帽子職人のところへ連れていきプレゼントしようとします

帽子職人は月が輝く夜に恋に落ちたと言い、月に帽子をくれたのでした。

縞の帽子を被った月とハリエットはおしゃべりをつづけます。
「月が月でなかったら何をしたい?」

「ボートに乗りたい」
「本当の湖でゆらゆらしてみたい」

ハリエットは漁師をたずねると
昔、嵐をさけて無事に家に帰れるようにしてくれたと、どれでも好きなボートを使って良いと・・・

二人は湖の真ん中で語り合います。
月は、下の世界には色々な音楽があるから羨ましいと。
空の上はとても静かなのだと。

月は空に帰る時間になり、一緒に来て自分のためにチェロを弾いてほしいと言います。
ハリエットの答えは・・・

お月さまは無事に空に帰る事が出来るのでしょうか・・・
そして、
ハリエットは?

最後まで、感謝と優しさでいっぱいです・・・🍀

先日の満月も美しかったですね・・・
優しい絵と思いやりがいっぱいのお話しのこの絵本。
とても癒されます・・・

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≪この記事における絵本表紙の画像使用については許可を確認しています≫

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