2023年6月18日『あめだま』

📕絵本で「今日は何の日」📕

たきのい絵本かあちゃんです😊

6月第三日曜日は「父の日」です。

皆さまご存知の通り、父への感謝を表す日です。
その起源は世界中で様々であり日付も異なっているそうです。
始まりは1910年(明治43年)、アメリカ・ワシントン州スポケーンのソノラ・ドットは、
男手1つで自分を含む子供6人を育ててくれた父を讃えて、教会の牧師にお願いして
父の誕生月である6月に礼拝をしてもらったことでした。

1916年(大正5年)アメリカ第28代大統領ウッドロウ・ウィルソンは、
この地スポケーンを訪れ「父の日」の演説を行い、これにより「父の日」が認知されるようになりました。

1966年(昭和41年)には、アメリカ第36代大統領リンドン・ジョンソンは、
「父の日」を称賛する大統領告示を発し、6月の第3日曜日を「父の日」に定めました。

日本では、これらの風習が伝わり、アメリカに倣って6月の第3日曜日が一般的な「父の日」となっています。

「父の日」を想い、ピン💡ときた絵本は、

『あめだま』

(作/ペク・ヒナ
 訳/長谷川 義史
 ブロンズ新社 2018年8月25日初版第1刷発行)です。

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誰も仲間にいれてくれない・・・一人遊びをする少年ドンドン。

公園でひとりビー玉はじきの遊びをしていると、新しいビー玉が欲しくなります。
ある店で、きれいな色のビー玉を見つけるのですが、実はそれは「あめだま」でした・・・

そして、口に入れてなめると次々と不思議な事が起こります。

あめ玉に似た色の何かの声が聞こえてくるのでした。
日頃は聞こえない色々な声。
口の中であめがとけてなくなると、こえもきえます。

いろいろな言い分や思い・・・
気付かずにいたこと・・・

そして、じぶんの心のようにざらざらしたあめ・・・
ドンドンにはそう見えたようですが、どうもこれはお父さんの伸びた髭のようです・・・

そして聞こえてきたのは、お父さんの声・・・
お父さんがドンドンを想う声が絵本の1ページをびっしりと埋め尽くすのでした。
これはおもしろくないドンドン。
日頃からお父さんに反発心があるのでしょうか・・・
ですが、そこに更に聞こえてくる声。
それは・・・
思わずドンドンは「ぼくも」とお父さんの背中に抱きつきます😊

このシーンが頭をよぎったのです・・・💛

さらに聞こえてくる愛情いっぱいの声は?

最後は外から?

数年前初めて手に取った
韓国の作家による絵本。
自称「人形いたずら作家」と名乗る作家さん。

もの悲しい中に
美しい絵と優しい言葉が溢れています。

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≪この記事における絵本表紙の画像使用については許可を確認しています≫

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たきのい絵本かあちゃん 
加藤正子

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