2023年3月11日『笑顔が守った命』

📕絵本で「今日は何の日」📕

たきのい絵本かあちゃんです😊

2011年(平成23年)の3月11日に発生した東日本大震災では多くの命が失われました。

命の尊さを思い、命の大切さを考え、震災で学んだことを風化させることなく災害に備えることが大切だと日々感じています。

様々な業界の団体が、様々な思いを込めて記念日を設定されている事も知りました。

今日ご紹介したい作品は、

『笑顔が守った命』
 津波から150人の子どもを救った保育士たちの実話

(作/あいはらひろゆき、絵/ちゅうがんじたかむ、サニーサイドブックス2021年3月11日初版発行)です。

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ごくごくありふれた朝の登園風景からおはなしは始まります。

午前中は3月生まれの子ども達のお誕生会。
そして、いつも通りのお昼寝の時間。

午後2時46分。
あの恐ろしい東日本大震災が起こります。

そこからの保育士の先生方の行動が事細かに描かれています。
先生方が、何をどう思い、どの様に判断して、どう行動したのか。

ページを開く度、当時の緊張感や恐怖感を感じて、胸が苦しくなります。
そして、先生方の的確な判断と勇気ある行動を賞賛したい思いに駆られます。

仙台市中野栄あしぐろ保育所で起きた愛と勇気の実話が綴られています。

この震災の記憶を風化させないために、
この物語をこどもたちに長く語り継ぐために、
という思いで、作者は被災保育所の慰問を10年間続けてこの作品を出版されたそうです。

渾身の感動作です。

今年は、お彼岸の準備でお不動様のそうじをしていた最中に入った
市内放送に合わせ被害者の御霊に黙祷をささげることができました・・・

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≪この記事における絵本表紙の画像使用については許可を確認しています≫

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日頃ホッと出来る
居場所があったら
いいなと感じている
ママと子供たちへ
心が満たされ元気になる
栄養の一冊をおすすめします
たきのい絵本かあちゃん 
加藤正子

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