2023年3月27日『よあけ』
📕絵本で「今日は何の日」📕
たきのい絵本かあちゃんです😊
3月27日は「祈りの日」です。
日付は奈良時代の歴史書『日本書紀』に記載された詔(みことのり:天皇の命令)に
「諸国の家ごとに佛舎(ほとけのみや)を作り、即ち佛像と経とを置きて礼拝供養せよ」とあり、
その日が当時の暦で3月27日であったことから。
宗教用具を通じて「祈り」の文化を幅広い世代に広めていくことが目的とされています。
この記念日は、身近な人の日々の幸せや、遠くで暮らす大切な人の無事を祈ることで、
心の平穏と思いやりの心を育むことを目指す日であるそうです。
この事を知って、最近蔵書に加えた絵本が思い浮かびました。
『よあけ』
(作/あべ弘士、偕成社2021年10月初版第1刷)です。
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こどもだったわたしと猟師のじいさんが過ごした一日を描いたお話です。
このおはなしの中には猟師の聖地といわれる山の洞で手を合わせ祈る二人の姿が描かれています。
最初にこの絵本を開いた時から、このシーンがとても印象に残っていました。
天までとどく木々がつくる森の中で
夕ご飯をたべる
森の動物の話を聞く
満天の星の下でねる
霧の早朝に起きる
また川に舟を出す
この晩聞かされたおはなしは、どれも興味深く、絵も迫力があります。
もと動物園の飼育員だった作者ならではでしょうか。
どの作品の動物も素晴らしく描かれています。
そして、最後
霧が晴れたあとの夜明けのシーンにはハッとします😲
極東シベリアの原生林を流れるビキン川が舞台です。
厳しい自然の中でも動物を思いやることで恩を受ける事もあるのですね・・・
印象深い作品です。
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≪この記事における絵本表紙の画像使用については許可を確認しています≫
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たきのい絵本かあちゃん
加藤正子
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