2023年4月15日『わすれられないおくりもの』
📕絵本で「今日は何の日」📕
たきのい絵本かあちゃんです😊
4月15日は「遺言の日」です。
「よい(4)ゆい(1)ご(5)ん」(よい遺言)の語呂合わせで、近畿弁護士会連合会が制定しました。
2007年(平成19年)からは日本弁護士連合会(日弁連)が主催して全国で行われるようになりました。
遺言や相続について考えてもらうため、各地の弁護士会において弁護士による無料法律相談が開催されています。
少々ポイントがずれているとは思いますが・・・
「遺言」の言葉からピン💡ときた絵本をご紹介します。
『わすれられないおくりもの』
(作/スーザン・バーレイ、訳/小川 仁央、評論社1986年10月10日初版発行)です。
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森にすむ賢くて、物知りで、みんなから頼りにされてきた年老いたアナグマは、
自分の死がそう遠くは無いと知っていました。
死も恐れず、動かなくなった身体をくよくよ思うこともありません。
ただ、あとに残していく友だちの事が気がかりでした。
ある夜、夕ご飯を終えたアナグマは、手紙を書きました。
そして、ゆりいすを揺らしているうちに、ぐっすりとねむってしまいました。
自分が若返えり自由を感じる事ができる、素晴らしい夢をみながら息をひきとります。
この時残した手紙には
「長いトンネルの むこうに行くよ さようなら アナグマより」
と書かれていました。
そしてその死を知った、アナグマのことが大好きな周りの動物たちは、
悲しみながらも彼との思い出を語り合います。
どの思い出も、後にそれぞれの宝物になるような知恵や工夫が引き継がれています。
みんなが、その知恵や工夫で助け合うことが出来るようになっていたのです。
こうして、残されたもの・・・
これこそが、素敵な「遺言」だと思い、ご紹介しました。
亡くなったあとも、誰かの役に立てる何かを引き継ぐことが出来たら・・・
いいですよね~😊
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≪この記事における絵本表紙の画像使用については許可を確認しています≫
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たきのい絵本かあちゃん
加藤正子
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