2023年2月16日『パセリともみの木』
📕絵本で「今日は何の日」📕
たきのい絵本かあちゃんです😊
2月16日は「全国狩猟禁止の日」です。
この日から11月15日の一般鳥獣狩猟解禁日まで北海道以外の全国で狩猟禁止となるそうです。
狩猟を行うためには、狩猟免許を取得した上で、狩猟をしようとする都道府県に狩猟者登録し、
狩猟ができる区域・期間・猟法など、法令で定められた制限を遵守する必要があるのだそうです。
狩猟と聞いて、ピン💡ときた絵本は、
『パセリともみの木』
(作/ルドウィッヒ・ベーメルマンス、訳/ふしみ みさを、あすなろ書房2007年4月10日初版発行)です。
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以前クリスマスの時期に一度ご紹介した作品です・・・
ふかい ふかい緑の森のはずれにある1本のもみの木。
切り立った崖の上に立ち、きびしい自然と戦いながら、生きてきました。
崖にしがみつき、根を張り、ねじまがり、身体をよじらせ、崖のふちをはうように大きくなりました。
他の木は真っ直ぐ伸び、人に切り倒され、人の生活を支えました。
そんな木々を、もみの木は見守ってきたのでした。
曲がった木は必要とされず、大きくなりつづけ、緑のテントのように地面を包みました。
そこに、シカが住みつきました。
シカともみの木は助け合いながら歳をとっていきます。
シカは、もみの木のそばにはえるパセリがお気に入りでした。
パセリが身体に良いと知ったシカは、他の動物も長生きできるからと食べるように勧めます。
そうして、このシカは「パセリ」と呼ばれるようになりました。
お互い歳をとり、もみの木は葉を失い枝だけになりました。
パセリはそれでも寄り添い、猟師が森に来るのを見張ります。
そんなある日、ふもとの村の猟師が双眼鏡でシカを見つけ、崖を登ってきたのです。
もみの木はパセリに危険を知らせ、風の力を借りて枝で猟師の肩を打ち、追い払い、森の仲間を守りました。
もみの木は、この時に猟師から手に入れた「あるもの」を、パセリに渡します。
その「あるもの」お陰で、動物たちは末永く幸せに暮らす事ができたそうです~
どんなに腕のいい猟師も、彼らに近づけなくなってしまったのです・・・
この作品、ページ毎に野の花の繊細な絵があしらわれています。
巻末には、それらの花のリストもありますよ!
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≪この記事における絵本表紙の画像使用については許可を確認しています≫
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たきのい絵本かあちゃん
加藤正子
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