2023年3月15日『いっぽいっぽのくつ』

📕絵本で「今日は何の日」📕

たきのい絵本かあちゃんです😊

3月15日は「靴の日」・「靴の記念日」です。

1870年(明治3年)のこの日、実業家・西村勝三が東京・築地入船町に
日本初の西洋靴の工場「伊勢勝造靴場」を開設しました。
ヨーロッパの洋靴「西洋草履」が日本に入って来たのは幕末でしたが、
日本人の足には合いにくいものでした。
伊勢勝造靴場は、日本陸軍の創始者・大村益次郎の提案によるもので、
輸入された軍靴が大きすぎたため、日本人の足に合う靴を作るために開設されたそうです。

「くつ」がキーワードで、ご紹介したい絵本は沢山あります。
なかでも今日は、一昨年末に蔵書に迎えたこの作品をご紹介したいと思います。

『いっぽいっぽのくつ』

(作/潮田 玲子、え/かべや ふよう、フレーベル館2021年2月初版第1刷発行)です。

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一足の目立たない普通のスニーカー👟👟のお話です。

いつもは、だれにも気づいてもらえない彼。
でもある日、ようやくお店で選ばれて、あるおうちにやってきます。

その家で、先輩の運動靴から言われます。
「しっかりあいさつも出来ないようでは、誰からも選ばれないし履いてもらえない!」と・・・

実際いつまでたっても見向きもされないスニーカー・・・
「どうせ、ぼくなんか・・・」

そんな彼を見守る、周りのくつ達は・・・。

みんなそれぞれ自分磨きをしたり、履いてくれる人を想って努力しているのです。

それを知ったスニーカーは?
彼はこの後どうなっていくのでしょうか・・・

この作品の作家である潮田 玲子さんは、元バドミントン日本代表選手です。

ご自身の子育ての経験から、日頃なかなか子ども達に伝わらない生活習慣やしつけについて、
絵本を通して伝えるとすんなりと伝わると感じられたそうです。

「頑張る事の素晴らしさ」をこの「絵本」というフィルターを通して伝えたい。
そういった想いが、この作品を生み出しました。

巻末には、作品に込めたメッセージが大人たちへ、そして子どもたちへは直筆で書かれています。
是非、最後までお読みいただければと思います。

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≪この記事における絵本表紙の画像使用については許可を確認しています≫

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たきのい絵本かあちゃん 
加藤正子

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