2023年3月13日『しらすどん』

📕絵本で「今日は何の日」📕

たきのい絵本かあちゃんです😊

3月13日は「漁業法記念日」であり「一汁三菜の日」でもあります。

「漁業法記念日」は1949年(昭和24年)のこの日、現行の「漁業法」が施行された事から。
漁業法は、漁業生産に関する基本的な制度を定めた法律です。
水面を総合的に利用することによって漁業生産力を発展させ、漁業の民主化をはかることを目的としています。

また、「一汁三菜の日」は、日付が「13」が「一汁三菜」の読み方に似ていることから毎月13日とされました。
いろいろな料理を組み合わせて、さまざまな栄養素がバランスよくとれる「一汁三菜」(主食・汁物・主菜・副菜・副々菜)という和食のスタイルを子ども達につなげていくことが目的とされています。

これら「漁業」と「一汁三菜」の二つのワードからピン💡ときた絵本をご紹介します。

『しらすどん』

(作・絵/最勝寺朋子、岩崎書店2021年7月31日第1刷発行)です。

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お昼ごはんでしょうか。
りょうくんが庭で遊んでいると、そろそろご飯だとお母さんから呼ばれます。
まだ遊んでいたいりょうくん。
怒られたくなくてしぶしぶ食卓に着きます。
お母さんが作ってくれた献立が、まさに「一汁三菜」
しらす丼と沢山のおかずで、とても美味しそうです!

しらすとご飯粒がどんぶりに残っているのに席を立つりょうくん・・・

この時、どんぶりから「まだあるよ」と呼び止められるのですが、
「だいたい食べたんだから、いいじゃない」と言われて怒り出すどんぶり・・・

「自分がしらすだったらって考えた事ある?」

そう聞かれた途端、小さくなってどんぶりに吸い込まれるりょうくん・・・

そんなりょうくんは気づいてもらえず、洗われてゴミになり・・・
どうなっちゃうのでしょうか・・・💧

ある朝、久しぶりに目覚めたりょうくんは海の中にいます。
しらすになったりょうくん。
大きな魚に食べられてしまう危険から逃げられたものの、漁の網にかかってしまいます。
茹でられて、お店に並び、あれっ!
りょうくんのお母さんがそれを買って帰っていきます。

あの日と同じ。
ご飯の時間です。

さあ、このあとりょうくんは?

しらす一匹一匹に命があり、人間は食事としてその命をいただいているという事。
大切にしたいですよね!

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≪この記事における絵本表紙の画像使用については許可を確認しています≫

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たきのい絵本かあちゃん 
加藤正子

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