2022年9月1日『ふしぎなたね』

📕絵本で「今日は何の日」📕

9月1日は「防災の日」です。

1923年(大正12年)9月1日午前11時58分、関東大震災が発生しました。
関東地方をマグニチュード7.9の大地震が襲い、未曾有の大災害となりました。
この日を忘れることなく災害に備えようと、1960年(昭和35年)に9月1日が「防災の日」として
閣議決定されました。

地震列島である日本ですが、昨今では大きな地震だけではなく気候変動により、
大雨による水害も非常に多くなってきています。
今も、台風11号の猛威が予報されています。
皆さまどうぞ、日頃から災害に備えるように致しましょう!

そんな日にご紹介したい絵本は、

『ふしぎな たね』

(作/安野 光雅、童話屋 1992年8月初版発行)です。

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この作品には<美しい数学>とサブタイトルがついています。

ある日、なまけものの男が神様からふしぎなたねをもらいます。

1個食べると1年間は何も食べなくてもおなかがすかない、
1個土に埋めると秋に必ず実って2個になる、ふしぎなたねです。

男は何年何年も1個を食べて、1個を埋めて育てたものですから、種は増えません・・・

あるときようやく男は気付き、1年は他のものを食べて2個のたねをうめることにします。
収穫は順調に増えていきます。
増えるにつれ、作物を鳥から守る知恵も働くようになります。

そうして生活が忙しくなった時、通りがかりの女性と出会い家庭を持つようになるのです。
収穫が豊かに増え、子どもも育ち、家を建てることも出来ました。

こともあろうに、そんなしあわせを手に入れたその時、あらしに襲われるのです。
大風と大雨・・・作物も倉も流されてしまいます。
しかし、今や一家の主となった男は、さまざまな知恵を働かせて、たねを10個と牛と家と、大切な家族を守りぬきます。
そして、この家族は10個のたねが残ってよかったと喜び、また前を向いて生活を始めるのです。

自然の災害に、私たち人間は太刀打ちできません。
でも、知恵と家族の絆があれば乗り越えられるよ!と、教えてくれていると思いました。
今もなお、被災からの復旧で過ごされている方も多くいらっしゃると思います。
この後も、台風の被害が出ませんように・・・
どうぞ皆さま、ご自愛ください。

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≪この記事における絵本表紙の画像使用については許可を確認しています≫

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