3月22日 『ふしぎなガーデン 知りたがりやの少年と庭』

3月17日の「みんなで考えるSDGsの日」をきっかけに、SDGsと絵本の紐づけを始めました【partⅣ】

『持続可能な世界を実現するために掲げられている17のゴール(目標)』
この中から今日3月22日は「⑪ 住み続けられるまちづくりを」を選び選書しました。

ご紹介する絵本は、

『ふしぎなガーデン 知りたがりやの少年と庭』
(作:ピーター・ブラウン、訳:千葉茂樹、ブロンズ新社)です。
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むかしむかし、あるところに、庭も一本の木もないあじけない街がありました。
街の人たちは、みんな家にひきこもったまま。

そんな街に、外で遊ぶのが大好きなリーアムという名の男の子がいました。
ある日リーアムは、何年も使っていない線路に上がる階段を見つけます。
知りたがりやの彼は、ドアを押し開け線路に踏み出します。
そして、枯れる寸前の草木を見つけます。

「誰かが助けてあげなくちゃ・・・」

草木の面倒をみたことのないリーアム。草木も辛抱強く耐えます。
そしてめきめきと腕をあげたリーアムは、自らを庭師になったように感じるのです。

長い長い線路に沿って、たくましい雑草や苔が動き出します。

知りたがりやのリーアムも線路の先まで探検がしたいのです。
何カ月が経つと、リーアムと知りたがりやの庭は鉄道のすみずみまで探検しつくします。
厚い雪に覆われる冬も、リーアムは春に備えて準備を怠りません。
春になると草木は生き返り、線路の外にまでゆっくりと動き出します・・・
リーアムは草木が生えてはいけない場所は整え、こっそりと草木を広げていきます。

そうする中、驚いたことに、あたらしい庭師たちが次々と姿を現し始めます。
そして・・・

ニューヨークにかつて走っていた高架鉄道。その跡地で、自然が自由に鉄道を彩り始めたそうです。

自然にこれほどの力があるのなら、
街じゅうが本気で自然と手を組もうときめたなら、
いったいどんなことが起きるのでしょうか・・・
作者あとがきより。

今日の関東は季節外れの❄雪❄
電力不足と聞き、我が家では炬燵に入って電気は使わず、人の体温とチャンチャンコでしのいでいます~
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≪この記事における絵本表紙の画像使用については許可を確認しています。≫
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楽しみにしています(^▽^)/

ようやく、感染者数が減ってきたようです。
4月から心機一転、楽しく安全に活動を再開できるように準備を開始しようと思います!!