4月3日 『山のとしょかん』

4月2日の「国際子どもの本の日」「図書館開設記念日」につづき、
今日4月3日は「読み聞かせの日」です。
読む人と聴く人の心をつなぐ朗読に関しての研究や、朗読に対する客観的な評価をする朗読検定、読み聞かせ検定などを行う一般社団法人・日本朗読検定協会が制定しました。

今日はこの作品をご紹介いたします。

『山のとしょかん』
(文/肥田美代子、絵/小泉るみ子、文研出版)です。
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山の中の小さな村で、ひとり畑を耕しながら暮らすおばあさんがいます。
ある日、仕事を終えたおばあさんが家に帰ると、以前子ども達に読んだ沢山の絵本が詰まった箱が
押し入れから引き出されていました・・・
「だれが、こんなことを・・・」
不思議に思いながらも、おばあさんは絵本を箱から取り出し、当時の子ども達の様子を懐かしみ、夢中になって絵本を読み始めました。

その日以来、おばあさんは畑仕事の合間に、声を出して絵本を読むようになりました。
畑の野菜たちもお話を聞いているようです。
そして、誰かの気配も感じるようになりました。

するとある夜、小さな男の子がやってきて、絵本を読んでほしいというのです。

おばあさんは、ゆっくりとお話を読みすすめます。男の子は物音ひとつ立てずに、聞き入っています。
読み終わるとおばあさんは、男の子に絵本を貸してうちに帰らせました。

男の子は、次の日も、またその次の日も、本を返しに来ては、おばあさんのお話を聞いて、絵本を借りて帰ります。
おばあさんは、そんな男の子が気になり後を追いかけていきました。
すると・・・あらっ!!ビックリ😲

なんとも微笑ましい光景を、目にするのでした。

ちょっとおかしく、いっぱい嬉しいおばあさんは、それ以降もありったけの絵本をならべて、その子が来るのを待つのでした・・・

この作品は、このおばあさんがしている事と私の活動が似ていると、絵本のお仲間から教えて頂いた、
大好きな一冊です。
はい!!わたしもこんな風にこの先の人生を過ごしていきたいと思っています(^O^)/
子どもたちはもちろん、おじいちゃんおばあちゃん、おにいさんおねえさん、おじさんおばさん、みなさんに
絵本の素晴らしさを伝えていきたい・・・それがわたしの夢です☆彡
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≪この記事における絵本表紙の画像使用については許可を確認しています。≫

ようやく、感染者数が減ってきたようです。
4月から心機一転、楽しく安全に活動を再開できるように準備をしています!!
どうか、このまま活動再開が出来ますように~☆彡