3月19日 『風の島へようこそ』

3月17日の「みんなで考えるSDGsの日」をきっかけに、SDGsと絵本の紐づけを始めました。
『持続可能な世界を実現するために掲げられている17のゴール(目標)』
この中から今日は、「⑦エネルギーをみんなに 、そしてクリーンに」を選び選書しました。

ご紹介する絵本は、
『風の島へようこそ』
(作:アラン ドラモンド、訳:まつむら ゆりこ、福音館書店)です。
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日本国内でも、いたるところで見られる、白くて大きなプロペラ。
まだ息子たちが幼かった頃、初日の出を見に海辺へ行ったとき、「あれってなに?」と聞かれた事を思い出しました。
「電気を作っているんだよ・・・」この程度の答えしかできなかった当時のわたし・・・
今思うと、もっとキチンと話してあげればよかったと思い返しました。



おはなしは、デンマークのある人口約4000人という小さな島(サムス島)で行われた取り組みが絵本になっています。

かつては、海底ケーブルで本土から電気を得ていた島の人々。

ある日、デンマークの政府は「どこかの島で、そこで使うエネルギーをすべてその島で作ろう!」とういう計画を出しました。
その計画に選ばれたのが、サムス島だったのです。

そして、その島で生まれ、音楽好きでバンドマンの一人の先生。ごくごく普通の彼が、このプロジェクトのリーダーに選ばれます。

先生は、子ども達に問います。
「ねえ、みんな。この島でエネルギーをつくるとしたら、どうすればいいとおもう?」と。
子ども達からは、すばらしいアイデアが次々と出されます✨
ですが、大人たちは・・・前向きに変化を受け入れる人は多くありませんでした・・・

地道な呼びかけで徐々に協力する人が増え、
小さな風車ができ、大きな風車も立ち始めます。
そしてある日、停電さわぎの中でも、電気が絶えなかったことが注目され・・・

島のみんなが動き始めるのです!!

北欧の子ども達の教育は、発想を豊かにして発言する力が養われているとか。
社会活動に参加し役立つ子ども達が、素敵だなと思いました。
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≪この記事における絵本表紙の画像使用については許可を確認しています。≫
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楽しみにしています(^▽^)/
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社会の状況を見守ってきましたが、meet文庫のリアル活動は、「まん延防止」措置の延長、春のお彼岸、子どもたちのワクチン接種の開始&スタッフの3回目接種等々・・・
これら色々を考慮して、3月いっぱいリアルの活動を休止することを決めました。
しかしようやく、感染者数が減ってきたようです。
4月から心機一転、楽しく安全に活動を再開できるように準備を開始しようと思います!!