5月11日 『おおきなきがほしい』

5月10日から16日は「愛鳥週間(バードウィーク)」です。
環境庁(現:環境省)が1950年(昭和25年)に制定しました。
野鳥の活動が活発になるこの時期に、野鳥を通してそれを取り巻く環境の自然保護の大切さを知り、広めていくことが目的とされています。

野鳥から連想した絵本は、私が子供の頃から大好きな作品です。

『おおきなきがほしい』
(文/さとう さとる、絵/むらかみ つとむ、偕成社)です。
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この作品の初版は1971年です。
丁度私が小学校に入学した当時・・・年齢がわかってしまいますね(笑)
今もなお販売されている長く愛されている作品です。

入学して2年間は、担任の先生が学校図書室の管理をなさっていました。
先生にくっついて図書室で過ごした時間も、今の私の文庫活動につながっていると思うのです。

この作品は、絵本の中でも読みごたえのある文章ですが、ツリーハウスに憧れ、動物たちとの交流に憧れ、
何度も何度も読みました。

ひとりの男の子の空想の世界のおはなしです。
大きな木の幹の空洞には梯子がかかり、登れるようになっています。
ホットケーキも焼けるキッチン付きの小屋。
三歳の妹を上にあげるためのブランコのような吊りかご。
そこからまた上に登るはしご。
小さな穴はりすのいえ。
もっと上がっていくと、沢山のやまがらやかけすなどの野鳥がいる見晴台。
空想の世界は、夏になり、秋になり、冬を迎え、再び春となります。
季節ごとの小屋の中の様子を、隅から隅まで見たものです。

このおはなしを絵に描いて話した時のおとうさんとのやり取りも、素敵なのです。

やっぱり今でも、ワクワクする作品です😊

この絵本も、meet文庫をオープンした当時、友人から贈られた蔵書です。
贈られた時、再びこの作品に出会えた時、嬉しかった~感謝です🍀

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≪この記事における絵本表紙の画像使用については許可を確認しています。≫
今週末5月14日は活動予定日です。
最近はお天気が不安定ですので、怪しい場合はHPをご確認の上、お越しくださいね!!