3月15日 『いっぽいっぽのくつ』

3月15日は「靴の日」・「靴の記念日」です。
1870年(明治3年)のこの日、実業家・西村勝三が、東京・築地入船町に日本初の西洋靴の工場「伊勢勝造靴場」を開設しました。ヨーロッパの洋靴「西洋草履」が日本に入って来たのは幕末でしたが、日本人の足には合いにくいものでした。伊勢勝造靴場は、日本陸軍の創始者・大村益次郎の提案によるもので、輸入された軍靴が大きすぎたため、日本人の足に合う靴を作るために開設されたそうです。

「くつ」がキーワードで、ご紹介したい絵本は沢山あります。
なかでも今日は、昨年末に蔵書に迎えたこの作品をご紹介したいと思います。

『いっぽいっぽのくつ』
(作:潮田 玲子、え:かべや ふよう、フレーベル館)です。
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一足の目立たない普通のスニーカー👟👟のお話です。
いつもは、だれにも気づいてもらえない彼。
でもある日、ようやくお店で選ばれて、あるおうちにやってきます。

その家で、先輩の運動靴から言われます。
「しっかりあいさつも出来ない様では、誰からも選ばれない・履いてもらえない!」と。

実際いつまでたっても見向きもされないスニーカー・・・
「どうせ、ぼくなんか・・・」

そんな彼を見守る、周りのくつ達は・・・。
みんなそれぞれ自分磨きをしたり、履いてくれる人を想って努力しているのです。

それを知ったスニーカーは?
彼はこの後どうなっていくのでしょうか・・・

この作品の作家である潮田 玲子さんは、元バドミントン日本代表選手です。

ご自身の子育ての経験から、日頃なかなか子ども達に伝わらない生活習慣やしつけについて、絵本を通して伝えるとすんなりと伝わると感じられたそうです。

「頑張る事の素晴らしさ」をこの「絵本」というフィルターを通して伝えたい。
そういった想いが、この作品を生み出しました。

巻末には、作品に込めたメッセージが大人たちへ、そして子どもたちへは直筆で書かれています。
是非、最後までお読みいただければと思います。
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楽しみにしています(^▽^)/
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社会の状況を見守ってきましたが、meet文庫のリアル活動は、「まん延防止」措置の延長、春のお彼岸、子どもたちのワクチン接種の開始&スタッフの3回目接種等々・・・
これら色々を考慮して、3月いっぱいリアルの活動を休止することを決めました。
しかしようやく、感染者数が減ってきたようです。
4月から心機一転、楽しく安全に活動を再開できるように準備を開始しようと思います!!